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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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ある女性歌手が子ども時代の、
実家だか爺婆ちゃんの田舎だかでのお盆の話。 地方なので、
家々のまわりの畑や田んぼの中に、 先祖代々の墓があるような土地。 そこのお盆の風習で、
集まった親戚の中で1番年少者が、
夜、提灯を持って一族の墓の前に行き、 墓石に背を向けてしゃがみ、 ご先祖の霊を『おんぶ』してから家に連れて戻ってくる儀式があるそうだ。 で、彼女がその役目の年、
ろうそくの火がついた提灯だけを頼りに恐さを我慢して家を出発。 するとお墓の手前で火が消えてしまい、
恐くなってそのまま引き返してしまった。 どうせ誰も見ていないから、
儀式通りにお連れしたことにした。 そして、仏壇の前に
『おぶってきたご先祖』をおろす動作をしてみせ、儀式終了。 周りの大人たちは、
ご先祖を囲んだ食事会の用意にとりかかったが、 仏壇の前に座っていたお婆ちゃんが、
「今年はご先祖様、帰って来ないね」 とつぶやいたそうだ。 PR コメントを投稿する
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