【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】お婆ちゃんがいない

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】お婆ちゃんがいない

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以前、老人ホームで働いてた時の体験です。

消灯時間前、みんなを寝室なんかに案内するような時の話。

1人のお婆ちゃん(認知症、車椅子、基本的な生活動作は可、歩行は不可)が
食堂にいましたが、職員が順番に各利用者を寝室に案内している最中、
ふとお婆ちゃんがいないことに気づきました。

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職員3人でフロア内を探しましたが見つからず、
有り得ないと思いつつも別の階の職員に聞いて探してもらったら、
なんと1つ下のフロアのトイレにいたそうです。

有り得ないのは、階を移動するためには
パスワードロックのかかった扉を開けないといけないこと。

開けられても、階段をお婆ちゃんが下りることはできないこと。

エレベーターもあるが、
操作するには同じくパスワードロックがかかっており、
加えて鍵付きの蓋までしてあること。

下の階でも同じように
消灯前で職員が歩き回っていたので、
気付かないのはおかしいこと。

下の階は自立度の高い人(要はボケてない人)が多いから、
気づく人もいたはずなこと。

などなど。

結局は、職員がエレベーターを開けっ放しにしたために
お婆ちゃんがその隙に下に行ってしまった、
ということで職員に注意が促されました。

が、上記のことからまず不可能なので、
上司も含めてほとんどが納得してはいませんでした。

真相は不明ですが、
下手に幽霊とか見るよりよっぽど怖かったです。

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