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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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貧乏なアパート暮らしの女です。
風呂が無いので銭湯に行ってる。
いつもの店が休みだったから、
ちょっと遠くの銭湯に行った。 浴室には数人のオバちゃんがいて、 楽しそうに話し合ってた。 洗髪してると視線を感じる。
洗髪を終えてから顔を上げたら、
自分の前の鏡に知らないお婆さんの横顔が映ってた。 横目で、こっちを見てた。 (洗髪台の正面が鏡になってる。
普通なら自分の正面顔が映るはず) 死ぬほどビックリした。
ビックリしすぎると悲鳴も出せないと初めて知った。 思わず後ろを振り向いたら、
誰もいなかった。 というか浴室に誰もいなかった。
さっきまで喋りまくってたオバちゃんたちは、
みんな更衣室に移動してた。 もう1度鏡を見たらちゃんと自分の顔が映ったけど、
絶対に見間違えなんかじゃないよ。 体格もポーズも違うし。
白髪だったし。 目が合ったし。 あわてて私も浴室から出た。
洗えたのは頭だけで体は洗えなかったけど、
それどころじゃない。 怖いよ。あのお婆さん誰?
もう二度とあの銭湯には行かない。
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