【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】入院中の記憶

【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
【ほん怖】入院中の記憶

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0~1歳の時、
心臓の手術で大学病院に長期入院してたことがあった。

心臓小さすぎてなかなか手術できなかったらしい。

で、当時なんて覚えてるわけないじゃん?

ところが覚えてるのよ…所々だけど。
(母親に確認してある)

その病院は今はもう新しくなって転地までしてるけど、
当時はめちゃくちゃ汚くて暗い所だったらしい。

天井のシミとか、
廊下の先の暗い湿ったところ(地下にあるお風呂借りに行った時らしい)とか、
小児病棟なのに談話室?遊具室?にいつもいたニコニコしたおじいさんとか。
(そんな人いなかったと言われたorz)

同じ小児病棟の部屋にいた隣の年上の子供(名前知らない)がある日いなくなって、
そのすぐ後に私も手術して、体動かなくて天井のシミ見てた。
(多分麻酔?と、暴れるからってベッドに縛られてた)

夜は薄暗くていろんな光あって怖くて、
でも声出せなくて涙が出るだけだった。

今思うと夢だったのかもしれない…けど、
その隣の子が顔覗き込んで頭なでてくれたんだよね。

あぁおねえちゃんが撫でてくれた怖くないって、
その時安心して寝たんだ。

すごく優しかったのだけ覚えてる。

その後は順調に回復して退院して、
その時の記憶は忘れていった。
(たまに夢見るけど)

…成人した頃だったかな、
夢見てそのおねえちゃんの事思い出して、
母親に言ったんだ。

そしたらさ、そのおねえちゃん、
私が手術した時には小児癌で既に亡くなってたらしいんだ。

「すごく可愛がってくれたから、心配だったんだろうね」

と母親は話してくれた。

怖い話なのかもしれないけど、本当に優しかったんだよ…
顔覚えてないけど優しさだけ覚えてる。

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