【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】千葉のある堤防

【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
【ほん怖】千葉のある堤防

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数年前、千葉のある堤防に友人達と釣りに行った時の話。

夏なので夜釣りをしたかったのだが、
初めて行く堤防だったので、
様子見をかねて明るいうちから始めて、
夜釣りに入る事にした。

日中は何も釣れず、
周りの釣り人もただ竿を出して、
常連さん達と話してるだけの状態だった。

しばらくして日が暮れはじめると、
常連さん達が

「じゃ、また明日」

などと言いながら次々と帰ってしまい、
最後は俺らだけになった。

土曜日で堤防貸し切りなんてラッキー過ぎるわーなんて話していたら、
日暮れ時のゴールデンタイムに突入。

入れ食い状態でアジやらイワシがかかってくる。

久々のラッシュでテンション上がってたら、
チャリに乗った地元のおっさんが話しかけて来た。

オッサン「釣れてる?」

俺ら「昼から粘ってやっと釣れ始めましたよー」

オッサン「そうかぁ。でも真っ暗になる前に帰りなよ。ここ出るから」

俺ら「え?」

オッサン「向こうの角さ、一段下がってる所があるんだけど、そこに花があるんだよ」

俺ら「さっきまで常連さん達がいて見えなかった…」

オッサン「ここ前から事故が多いから、その時も声かけたんだけどね、
『やっと釣れ始めたから、もう少しやってから帰る』って言われてね…」

俺ら「マジですか…だから常連さん達、皆帰ったんだ…」

オッサン「地元じゃ割と有名だからねぇ。
ま、一人じゃないから大丈夫だと思うけど、念のためね。
夜釣りするなら穴場教えてあげるよ」

で、穴場を教えてもらいながら平静を装いつつ、
全員竿に仕掛けをつけっ放しで慌てて片付けて移動した。

この時のみんなの慌て様は笑い話になるのだが、
何故常連さんがいなくなって、
俺ら新参だけになった途端釣れ始めたのかと考えると、
今でも少しゾーッとする。

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