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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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俺が護衛艦Tに乗ってる時、
S基地隊に入港したんだ。 夜中に舷門に立ってる時、
まぁ、2-4だったからもう上陸員もほとんど帰って来てたし、
この時間に帰って来ない奴はもう朝まで帰らないしね。 艦長も帰艦してたし、 当直海曹と当番(海士)で半分ずつ休むことにしたのよ。 で、当直海曹の俺が先に休んで2時45分、
舷門に戻ると当番が真っ青な顔で震えていた。 「どうした?」
「いや、今、誰か帰って来たんですよ。
だけど誰だかわからなくて。 知らない人ってわけじゃないんです。
顔がわからないんですよ」 「お前、寝てたんだろ」
「違いますよ。
じゃあ、まだそいつが帰ってきて5分もたってないから、 艦内見て来てくださいよ」 確かにその当番は舷門立直中に眠ったり、
上司にデマを言う人間じゃない。 「わかった」
と俺が艦内に入ろうとしたら、 当番が悲鳴を上げた。 振り返ると、
後部側から人が歩いて来て、 なんとそいつは首から上がないんだよ。 声も出ず立ち尽くす俺達の前を通り過ぎ、
舷梯を降りて行った。 我に返った時にはもう岸壁にもいなかった。
俺達は次直者が来るまで黙って震えてたよ。
信じられないと思うけどマジで4年前にあった話。
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