×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
| |
スポンサーリンク
小田原の大雄山には、
天狗の高下駄がたくさん奉納してある場所がある。 ミニサイズから巨大な鉄下駄まで境内をいろんな高下駄が埋め尽くし、
参拝者を楽しませてくれた。 子供の時の話だが、
鮮明に覚えている奇妙な話がある。 祖父母に連れられて大雄山に登って、 高下駄のある場所まで行った。 物珍しくていろんな高下駄に足を入れて
はしゃいでいたのを覚えている。 その内、祖父母の「頑張れ!」とか
「お!強い強い」と言う声に混じって、 別の声が聞こえて来た。 「御主にはまだこの下駄は履けはしまい」
「よし、もう少しじゃ。力をこめい」 「このワラシは面白い。どれ、少し力を貸そ」 全然知らない人の声だった。
するとまず動かないであろう30センチサイズの鉄の高下駄が一歩前に出た。
PR コメントを投稿する
<<【ほん怖】満月の夜 | ブログトップ | 【ほん怖】竹林の手>> |