【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】始まりの日

忍者ブログ
【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【ほん怖】始まりの日

スポンサーリンク


6歳の時にコタツで寝てたら、
のどを詰まらせ息が出来なくなった。

声も出せず手で床を叩いたけど、
母親は洗い物をしてて気づかない。

そのまま意識を失って、
気づくと家の前のブドウ畑の上にいる。

そのうち風船みたいにすうっと上に行き、
家から離れていくので、
なんだか悲しくなって泣き出した。

拍手[2回]

すると

「坊やどうした」

と、横から2、30代の男の感じがする、

透明な塊に呼ばれた。

「家に帰れない」

というと、
その塊は

「おじさんが連れて行ってやる」

という。

気づくとコタツの中。

体に帰ってきたのか確かめようと、
目の前にある幼児向けの本を手にとってみる。

鉛筆で文字をいくつか書いていると、
母親が

「文字が書けてる」

と、泣いて喜んでいる。

実はこの日が、
自分という記憶の始まりの日。

それまで大切にしていた宝物の場所、友達の名前、大好きだった先生が
急に分からなくなったので、
ちょっと怖かったらしい(母親談)。

それと、
微妙に昔の歌とか出来事を知ってたりするから、
おじさんも一緒に入ったみたい。

PR

コメントを投稿する

HN
タイトル
メールアドレス
URL
コメント