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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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ホテルの話
10年ほど勤務する間、
三人、客室で亡くなる方が出ました。 吊った人がふたり、病死がひとり。 結婚式場、披露宴会場も兼ねているので、 神殿に常駐の宮司(社員)がいます。 死亡事案があると、
決まってこの宮司が客室に行ってお祓いするんですね。 吊った人のときは何でもなかったそうです。 遺書もあり、 覚悟があったのだろうと聞きました。 病死の方の場合は、 翌日どこかの地区の代表で障害者のスポーツ大会に出る予定でした。 運悪く持病の発作が出て、 助けを呼ぶまもなくひとり息を引き取ったようです。 この部屋のお祓いが大変だったらしい。 宮司がその部屋にたどり着く手前で廊下に嘔吐。 一度退散して仕切りなおすが、 またも廊下で吐いてしまう。 三度目の正直でようやくお勤め(お浄め?)を済ませたそうです。 この出来事は立ち会った総務課と役員クラスの胸に納められ、 末端に伝わることはありませんでした。 何年か後、宮司が夜間巡回の番になって、 たまたま夜勤が一緒だった時に本人が教えてくれました。 「とにかく拒絶感が半端なかった」 まあ、酒飲みの宮司なので二日酔いだったんだろうと思ってます。 そう思いたいです。 PR コメントを投稿する
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