【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】帰宅

【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
【ほん怖】帰宅

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実話です。

私は普通に社会人で、結婚もしてますし子供も二人。

今年30歳になります。

そして、正気です。

いたって健康で脳の病気などもありません。



1月24日

この時期非常に忙しく、私は疲れ果てて家路につきました。

午後8時30分頃、駐車場に車を止めて、
玄関のドアを見ながら歩を進めます。

頭の中は、早くメシ食って風呂入って寝たい。

これだけ。

家族には疲れていることを見せたくない私は、
玄関のドアを開け、テンション高めに「ただいま!」と言います。

その瞬間、ガキン!ともバチン!とも言えないような衝撃が両耳の鼓膜を襲い、
あまりの痛さに目をつぶり、立っていられなくなりました。

天と地が入れ替わったような、
世界が反転したような感覚があって、頭がガンガンして、

「ぐあぁぁっ!!痛ってえぇ!」

と、久しぶりに腹のそこから声を出しました。

しばらく目をつぶってしゃがみ込んで、脂汗かきながら耐えてたんですが、
嫁も子供の声もしないので、変だな、ちょっとは心配してくれよ、とか思ってたら、
フッと痛みも眩暈もなくなったので目を開けると、布団の上に立ってました。

けど、私の家じゃない。

いや、私の実家?

混乱しました。ものすごく。

「やっとおきたの~?早くご飯食べちゃって!」

となんだか懐かしい声。

母ちゃん?

身長デカイ。

というかすごく若い。

声もなんだか違う気がする。

「えっ?母ちゃん!?なんで?!っていうか…!!!!」

目が見えづらい!

床が近い!体がうまく動かない感じがする。縮んでる?

手がムチっとしてるし。

というか子供!?

昔か!!

そんな馬鹿な。夢か!?

いやどっちが!?どうしよう!

そんで、心臓バクバク。

なんだか勝手に涙が溢れてきて、いい年こいて、イヤこいてないのか?

とにかく大声で泣きました。

ものすごく怖かった。理解出来なくて。

「どうしたのよ~。急に泣かないでよ~」

と近づいてくる母ちゃん。

涙でいっぱいの目を手でこすって、前を向くと、嫁がいました。

家族で普通に飯食ってました。

「うえ!?」

と、突然奇声を上げる私。

びびる嫁。

「なに!?どうしたの?」

私「えっ!?‥今何月何日?」

嫁「2月‥6日。日曜日でしょ。なんなの?」

固まる私。

私「‥今年って何年だっけ?」

嫁「2010年」

よかった。マジで良かった。

でも、その間の約13日間の記憶がまったく無いんです。

私の記憶では、ガキン!と衝撃を受けてから体感で恐らく10分程度。

でも、実際には13日間も経過している‥。

嫁の話だと、私の様子はいつもと変わらず。
普通に会話もしてたし、飯も食べてたし、寝てたし、子供と遊んでたと。

会社の仲間に聞いても、いつもと変わらずに仕事してたし、
飲みにも行ったじゃん。と。

一応病院に行って、(変な経験したとは言ってないが)
頭痛くなってからの記憶が無い旨を伝え検査もしましたが、異常はありませんでした。

「恐らく、ストレス性の一時的な記憶障害でしょう。
にも支障は無いようですしそのうち治りますよ」

って言われました。

その後は何も起こらず、今に至っていますが。

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