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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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その時、ばあさまがあの世で寒くないように、
愛用のカーデガンと握り飯を懐にこっそり入れた。 もちろん誰も入れたことを知らない。
葬式&火葬が終わって、
親戚一同が一旦本家に戻った時の事。 親戚の叔母さんが厠から帰ってくるなり、
「暗い」 「ここはどこな?」 を連発。 「ばあちゃん?」
「○子な?どこな?ようわからん」
「大丈夫?迷っちゃいかんよ」
「○子(うちの姉)と○子が握り飯とカーデガン持たせてくれたけん、
寒くないし腹もへっとらん」 「光が見える方にいかなならんよ」
「あっちに行けばいいと?わかった・・・」
で、叔母さんバタン。
叔母さんの話では厠で座った時、
目の前にばあさまの足が見えたそうな。 その後の記憶なし。 んでもって、姉たちの握り飯の件がばれる。
ばあさま、ちゃんといけたかな?
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