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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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これは私がまだ10歳(当時小学4年生)の時の話です。
私は放課後(部活の帰り)、
一人部室(音楽室)に残って少し練習をし、 楽譜の整理もしていました。 先生も友達もいません。 グラウンドには、 男子の声が響いていました。 そして、時計がちょうど4時(くらい)を指した時でした。
『・・・寂しいなぁ』 という声が聞こえ、振り向くと、 グランドピアノの上に、
私より1,2歳年上と思われる男の子が座っていました。 当時から、 霊とは絶対目を合わせない!というのが私の鉄則(?)でしたので、 目をそらそうと思ったのですが・・・ その男の子があまりに綺麗な顔立ちをしていたので、 目をそらす事ができず・・・ぱち。 「(しまった・・・)」 『ねぇ、君・・・俺が見えるの?』 と聞かれたので、 「・・・うん」 と思わず答えてしまいました。 『・・・俺、ずーっとここで一人ぼっちなんだ』 「?なんで・・・?」 私は彼の話を聴くことにしました。 『俺さ、大分前に、ここの教室から飛び降りたんだよ』 「なんで?」 『・・・イジメ』 「・・・そっか」 私は何故か彼の話を親身になって聞いていました。 『お前が始めてなんだ。 俺を見て、驚かないで話し聞いてくれたの』 と彼は言うと・・・ 『ありがとう』 それだけ言って消えてしまいました。 私はなんだかわからないけど涙が出ました。 「・・・初恋・・・だったのになぁ」 と呟いたのは、 本当の恋だったからでしょうか? でも、彼はきっと成仏したでしょう。 ちょっと切ない、幽霊との会話でした。 PR コメントを投稿する
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