【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】札幌郊外の某山中

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】札幌郊外の某山中

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札幌郊外の某山中。

心霊スポット巡りで、
参加者の一人が場所を知っているとの事で行ったのだけど、
林の中にまず3mくらいの仏像が2体立っている。

しかし何かがおかしい。

それを越すと緩やかな石段が何百メートルか続く。

拍手[1回]

その一段一段の両側に地蔵が立っているが、
首が無かったり転がっていたり、
とにかくまともなものは無い。

この時点で数年来、
人が立ち入っていないであろう事は判った。

石段を登りきると視界が開け、
香炉のようなものが沢山見える。

ボロボロではあるが、
よくよく見てみると墓らしい。

蓋を開けると骨らしきものが見えたから。

そして香炉の上には、
赤ん坊を抱いた観音様が立っている。

しかもオリジナルらしく、
参加者の誰も見たことが無いと言う。

香炉群の奥にはこちらを見下ろす5mくらいのオリジナル観音様。

訳が解らなすぎて全員逃げるように退散してきたんだけど、
今は亡きカルト邪教集団でもいたのかなあという結論。

あの香炉墓は百はあったから、
教団員も少なくなかったのではないかとの想像。

それが廃れた理由や、
打ち捨てられた香炉墓を思い出すと、
また行きたくもあり、
二度と行きたくなくもある。

あの現実離れした空間は忘れられない。

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