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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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俺が大学2年生の時の話。
確か夏場の日曜日、
昼の12時ちょい過ぎくらいだったかな。 実家住みで親とも仲よかったもんで、
父親と車で近くのホームセンターに買い物に出かけたんだ。 自転車でも行ける距離なので5分もしないうちに到着。 店の表と裏に車が40台くらい停められる広い屋外駐車場がにあるんだけど、
いつも利用してる裏側の駐車場に車を停めた。 何買うんだっけかなぁなんて思いながら
助手席から降りた俺が父親のほうを振り返ろうとした瞬間、 運転席側(後頭部)に熱を感じたんだ。
例えるなら、ちょうど1メートル離れたところにある
石油ストーブのあたたかさをほんのり感じる程度の熱。 なんだと思ってそのまま右に振り返ると、
空に大きな火の玉が! いわゆる隕石そのもので、
ドデカい岩が燃え盛りながら空からこちらに向かって一直線に降ってきている最中。 状況が理解できずフリーズする俺。
車を挟んで運転席側に降りた父親も、
俺の様子を見て何かを察知したのかサッと振り返る。 と、その瞬間にも隕石はみるみるうちに燃え尽きて、
空中で光って消えてしまった。 あまりの出来事にすぐに幻覚や気のせいを疑ったので、
俺「あれ、今なんか見えた気がする」
と、曖昧なことを父親に言うと、
父「え、今なんか燃えてなかった?」
なんてまさかの返事が。
俺「まじか!うそだろ、隕石っぽくなかった?」
父「落ちてきて消えたよな」
俺&父「…まじか」
その後の買い物の際中は謎の隕石現象の話でもちきりだったけど、
結局真相は分からずじまいだった。 この話を怪談好きの友人に話したら、
いわゆる『ヒトダマ』でも見たんじゃねぇかと言われたけれど、 どちらにしても白昼堂々怪奇現象に遭遇するなんて思ってもみなかった。
一人で見たなら気のせいで終わる話だけれど、
俺が見た現象を口に出す前に父親の口からそっくり言われたもんだから、
余計に真実味があって忘れられない出来事だった。 もし本当にアレが隕石だったのなら話題になってるはずなんだけど、
調べても出てこない。 他に誰か見たやついないのかな。
ちなみに場所は埼玉県所沢市内、とだけ。
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