【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】病院

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】病院

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祖母が入院した。

祖母は認知症も患っていたため個室に入院した。

その付き添いで病院に泊まることとなった。

祖母は夜になると

「頭だけの黒い男が天井から覗いている」

「ドアの隙間、ちゃんと閉めろ!覗かれているぞ!」

など、毎日のように意味不明な事を叫んでいた。

拍手[2回]

認知症で視覚やらがおかしくなっていたのだろう。

私が視認しても、
そんな人物はいなかった。

数日後、祖母の体調がよくなったため、
自宅療養をすることにした。

退院の日に、
看護師に祖母が迷惑をかけたことを謝ると、

「まあ、病院ですから」

とだけ言った。

自宅で療養するようになってから、
祖母は黒い男について何も言わなくなった。

看護師が言っていた本当の意味が分かった。

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