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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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釣りをしてはいけないという、
伝えの残る沢での話。 そこで釣りをした叔父いわく、 そこほど岩魚がたやすく釣れる場所は無いという。 えさをつけて投げ入れるだけで必ず釣れる。 しかし、そこほど恐ろしい場所も無いという。 向かいの川辺から、 何人もの獣じみた目をした白い顔がこちらを見ているのだという。 気にしない振りをして釣りを続ける。
家路につくころには、 白い顔は殺気をあらわにして、 いよいよ獣じみてくる。 さてそろそろかと思い、 叔父は家路に着くという。 恐ろしいことはないのかと叔父に尋ねると、 叔父いわく、 「恐ろしいが、白い顔の連中が、里の近くまでついて来るだけだ。 なんの悪さも祟りも無い」 叔父は今でもそこに通っているが、 今ではあまり白い顔の人たちは見ないという。 PR コメントを投稿する
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