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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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昔、近所に『アラキさん』と呼ばれるおばあさんが住んでいた。
祖母曰く「神様の手を借りている」方で、
不思議な力を持っているという話だった。 今思うと荒唐無稽な話だが、 当時幼かった自分は特に疑問を持たず、 自然に受け入れていたように思う。 背中を悪くしていた祖母はよくアラキさんを家に招き、
お茶飲みついでに治療を行ってもらっていた。 なんと、アラキさんが手をかざすだけで、
背中の具合がよくなるそうだ。 私も一度やってもらったことがあるが、
なるほど、背中が熱くなるのを感じた。 私が小学校低学年の頃にアラキさんは亡くなった。
葬式だか通夜だかから帰った祖母に、
「アラキさん死んじゃったの?」 と聞く私。 祖母は私だけにこっそり教えてくれた。
アラキさんは、その手を神様にお返ししたんだと。
だから、アラキさんの手は骨だけだったと。
痩せていた事の例え話なのか、
白骨化していたのかは知りませんが。 PR コメントを投稿する
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