【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】突然妙な感覚に襲われた

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】突然妙な感覚に襲われた

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小五の時キャンプ中に米をといでいたら、
突然妙な感覚に襲われて

「おかーさーん!」

と口走っていた。

自分でも何が起こったのか理解できなかった。

ついでに米もぶちまけた。

拍手[1回]

周囲には“先生とお母さんを間違って呼んじゃった子”扱いを受けて
馬鹿にされたりヒソヒソされたり。

元々周囲に馴染めない変わった子、
頭のおかしい子というポジションだったので、
その事は大して堪えなかったんだけど、
どうしても家に連絡をとらなければならない気がした。

でもそれを言ったら、
どうせまともに取り合って貰えない上に、
また頭おかしい扱いを受けるから、
言い出せなくてずっとモヤモヤしていた。

翌日、キャンプが終わり帰宅すると、
珍しく家事をしていたのか台所から出てきた父に、
母が倒れた事を聞いてうわぁぁぁあ!となった。

母が心配で堪らないのと同時に、
何故そんなに呑気にしてるんだ、
キャンプなんか抜けさせろ、
連絡くらい寄越せ、という怒りもあった。

それを伝えると、父は半笑いで

「うん、ギックリ腰だけどな」

うわぁぁぁぁぁあ!心配して損した!

落ち着いて父にギックリ腰の時刻を聞くと、
丁度夕刻前の、自分が米をといでた頃だった。

虫の知らせって言うけど、
精度が高過ぎるのも考えものだよね。

という今では笑い話。

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