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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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小学生のとき、
祖父と従兄弟と私で登山に行きました。 といっても標高はそこまで高くなく、 登山というより散歩みたいな感じで、 他の登山客もたくさんいて、
祖父と従兄弟と話しながらすぐ頂上に着きました。 頂上で弁当を食べて、少し休憩した後、 下山する前に簡易トイレに用を足しに行きました。 終わった後、何を気になったのか、
トイレの裏側はどうなってるのかな?と見に行きました。 裏側は少しだけスペースがあって、鉄のサクがあり、 その向こうは樹木だらけの急な斜面になっていました。 それで、その斜面全体に、 信じられないぐらい大きな赤い布が被さっていたのです。 本気で縦・横1Kmぐらいあるんじゃないかと思うほどの真っ赤な布。 何だあれ?としばらく見ていましたが、 布は風にはためいているだけ。 その後、 気になりながらも祖父と従兄弟の所へ戻り、 今見た物を説明しました。 しかしあまり本気にされず、 天気もぐずついて来たので急いで下山しました。 下山後、駐車場に向かう時、 麓に救急車と警察が大勢来ていました。 近くの木にはブルーシートが掛けられ、担架が用意され、 誰が見ても死人が出たのは明らかでした。 2時間ほど前登る前には何もなかったので、 その間に亡くなったようでした。 話はこれで終わりです。 亡くなったその人と、 私が見た巨大な赤い布との関連性は分かりません。 ただ、あれは不吉なものだったのかな、 とは今になって思います。 本当に、赤い色が斜面一帯を覆うほどでしたから…。 PR コメントを投稿する
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