×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
| |
スポンサーリンク
田舎の友人から聞いた話。
彼が小学生の頃の話です。
夕方から急に冷え込んで、
日が落ちてからは雪がちらちらとしてきました。 「このまま降ったら明日は雪が積もるかな」 と思いつつ就寝。 翌朝、
日課となっている新聞を取りに出ると、 雪が積もっていました。 玄関から郵便受けまでツッカケをサクサクと言わせながら歩き、
新聞を取りました。 目の前の田んぼには一面に雪が積もって真っ白になっています。
「ああ、きれいだな」
と眺めていると、 山沿いにある田の真ん中にポツポツと足跡が見えました。 「動物だろうかな?」
と思い、良く見るとかなり大きいです。 「熊じゃないだろうな?」
と思っていましたが、 人のような感じの足跡で、 しかも右足の跡しかありません。 「うわ!えらいものを見てしもうた!」
と思った彼は急いで帰りました。 玄関に入ると、彼の祖父がいました。
「じいちゃん、さっきな畑に…」
と見たものを話すと、 祖父は
「ああ、たたら様じゃの、気にするな」 と何でもないように言ったそうです。 「まあ、今となっては思い出だけどね。 でも、うちの田舎って色々、昔話の類が多かったよな。
たたら様とかも、その内に入るんかな?」 と今は古典教師になった彼は言っていました。 PR コメントを投稿する
<<【ほん怖】落葉 | ブログトップ | 【ほん怖】松茸泥棒>> |