【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】足跡

【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
【ほん怖】足跡

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田舎の友人から聞いた話。

彼が小学生の頃の話です。

夕方から急に冷え込んで、
日が落ちてからは雪がちらちらとしてきました。

「このまま降ったら明日は雪が積もるかな」

と思いつつ就寝。

翌朝、
日課となっている新聞を取りに出ると、
雪が積もっていました。

玄関から郵便受けまでツッカケをサクサクと言わせながら歩き、
新聞を取りました。

目の前の田んぼには一面に雪が積もって真っ白になっています。

「ああ、きれいだな」

と眺めていると、
山沿いにある田の真ん中にポツポツと足跡が見えました。

「動物だろうかな?」

と思い、良く見るとかなり大きいです。

「熊じゃないだろうな?」

と思っていましたが、
人のような感じの足跡で、
しかも右足の跡しかありません。

「うわ!えらいものを見てしもうた!」

と思った彼は急いで帰りました。

玄関に入ると、彼の祖父がいました。

「じいちゃん、さっきな畑に…」

と見たものを話すと、
祖父は

「ああ、たたら様じゃの、気にするな」

と何でもないように言ったそうです。

「まあ、今となっては思い出だけどね。
でも、うちの田舎って色々、昔話の類が多かったよな。
たたら様とかも、その内に入るんかな?」

と今は古典教師になった彼は言っていました。

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