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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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自分が幼児の頃、透明なおじさんが友達だったよ。
透明なんだけど中肉中背。
服装はよく思い出せない。何か白っぽい服? それから、何故かたまに包帯をしていた。 「何でしてるの?怪我したの?」 と聞いても、 「おじさん、透明だから時々包帯するんだよ」 と言われ、 そうなんだ、ふーん… と思った記憶がある。 女の子が誘拐されたり何だのニュースがTVで放送された時、
親に知らない人について行くなと言われ、 透明なおじさんは知らない人になるんだろうか?と悩んだ事も。
透明なおじさんに聞いたら、 「○○ちゃんはおじさんがついてるから危険な目には合わないよ、絶対に」 因みに親や他の大人には、 「おじさんの事は秘密だよ」 と言われ口止めされていた。 色々遊んで貰って、お話もした。 だけど小学生になった頃に、 急におじさんの気配が分からなくなった。 多分近くにいるのに、姿が見えない。 声も聞こえない。 何となく寂しかった。 そして、『○○おじさん』と呼んでいたはずなのに、 呼び名がどうしても思い出せない。 あのおじさんは何だったのだろう。 今もそばにいるんだろうか? 会社をずる休みしたり、ロクでもない事に現を抜かしていると必ず、 しっかりかけてあるはずの上着やカバンが落っこちたり、ナベがピシッと鳴る。
せっかく見守ってくれてるのに、未熟者で申し訳ないやら何やら。 でもお風呂は見守らなくてイイからね、おじさん。 PR コメントを投稿する
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