【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】野良猫

忍者ブログ
【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【ほん怖】野良猫

スポンサーリンク


高校生の頃の話。

今から五年くらい前かな?

友達とよくつるんで心霊スポット巡りをしてた。

結局心霊スポットで幽霊をみることはなかったんだけどさ。

ある日、地元では有名な潰れたパチンコ屋が
心霊スポットとなってて、探索してたんだ。

拍手[0回]

でも特になにもなく、帰ろうかってなって外に出たら、
来る時は気づかなかったんだけど脇に小道があったんだ。

「こんなとこに道があるぜ。何処に続いてんのかね?行ってみようぜ」

ってなった。

舗装されてないその道を行くと、海に出た。

海に近い街だったから至極当然なわけだけど、
少しガッカリした。

「なんだ・・・ただの海に続く道かよ」

って。

ただ折角海に来たし、
そのまま帰ってもつまらんってことで、
暫くそこにいたんだ。

そしたらヒョコッと一匹のネコが現れた。

海の近くだから野良猫を見るのは珍しくない。

でもそのネコがちょっと変わってた。

両目で色がそれぞれ違う。

青と黄だったかな?

へぇこんな猫もいるんだなーと思いながら、
なついてる風だったのでもふもふしてた。

んで気づいたら、
そいつ以外にも五匹くらいネコがいるのね。

しかも全員青黄の眼。

兄弟かな?と思ったけど、全員毛の色が違う。

眼だけが同じ。

不思議なこともあるもんだなーと思いながら相手してたんだけど、
飽きたのか猫たちはどっか行った。

俺等ももう帰ろうかってことで、来た道を引き返してた。

そこで老人とすれ違ったんだよね。

こんなとこ通る人いるんだーって思って
チラッとその老人みたら、猫と同んなじ眼。

その瞬間汗が一気に冷えたのを覚えてる。

それでもなんとか道を抜けて、パチンコ屋の横を通って、
国道に出た時、みんなが揃って口を開いた。

「さっきのじいさん、猫と同んなじ眼してたよな・・・」

なんか薄気味悪くてそれ以来その場所には近づかなかった。

今でもたまに思い出すけど、
その度にじいさんの眼がフラッシュバックする。

猫たちは可愛かったんだけどなーと。

PR

コメントを投稿する

HN
タイトル
メールアドレス
URL
コメント