【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】隙間から出てくる手

【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
【ほん怖】隙間から出てくる手

スポンサーリンク


小さいころから一人部屋でさびしかったんだけど、
そんな気分マックスのときには、
よく壁際に設置されたベッドと壁の隙間から出てくる手があった。

別に怖くもないし、
手を握って寝てくれたり。

両手が出てきたときは、
見たこともない指遊びをして笑わせてくれた。

でも、そんなことが続いたある日、
両手の他にその間から、
懸垂のような形で黒髪と片方の目が見えた。

女の人みたいだった。

初めてゾクッとした。

でも何をするでもなく、
いつものように布団かぶって、
その中で遊ぼうと言うみたいに毛布をパタつかせてたので、
自分はその頭と手を含めて、
いつものようにベッドに入り込んだ。

始めはその顔を意識しててドキドキしてたんだけど、
いつもみたいな遊びをし、
いつものようにおねむになった。

そんな自分の手をその人は握った。

でも、その日は少し違った。

眠るまで握っていてはくれなかったのだ。

ずるずるっと引っ張られてるみたいに、
その人はベッドの隙間に引き込まれていって、
それ以来見ることはなかった。

一目見に来てくれたのか、
誘い込もうとしたのか、
そしてどこに行ったのか。

自分には分からないけど、
今思えば怖かったし、
少し寂しかったのも事実だった。

拍手[2回]


コメントを投稿する

HN
タイトル
メールアドレス
URL
コメント