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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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え?どこの叔父さんだと思いながら、
とりあえず用意しようとしたら電話が鳴った。 とりあえず母は忙しくしてたので俺が電話とった。 『もしもしっ俺だ。 落ち着いて聞けっいいか』 かなり切羽詰った口ぶりで相手はいきなり喋りだした。 あれ・・・誰だろう。 叔父さんが亡くなった事を知らせるには変だし、 なんか聞いたことある声・・・ 『死んだのは母ちゃんだ。 絶対に振り向くな。 そのままじっとしてろ』 ああ・・・兄だ。 去年バイク事故で亡くなった兄の声だったんだ。 少し体を動かしてみようとは思ったけど、 硬直して体は動かない。 どうなってるんだ? さっきまで母がバタバタ忙しくしてたのに、 今、背後は静まり返ってまったく音がない。 「なにやってるの・・・早く死になさい」 突然、 耳元で母の声が聞こえ、 そこで記憶が途切れる。 しばらくして、 仕事から帰ってきた母に起こされた。 受話器を持ったまま倒れこむように寝てる俺を見て、 母は心臓が止まるかと思うほど驚いたらしい。 玄関の電話のところで、 俺は受話器を持ったまま寝ていた。 そこからは、 俺と母の話がかみ合わない。 母に死んだ叔父さんのことを聞いたら、 そんな話はしらないと言う。 今までどこにいたのかと聞いたら、 今仕事から帰ってきたところで昼間家にはいなかったと言う。 そういえば、 さっきは家の中もおかしかった。 母が忙しそうにしてたので聞かなかったけど、 リビングの真ん中に、
長髪の髪の毛のようなものが山盛り散乱してた。 あれはいったい何だったんだろう、 あの母はいったい誰だったんだろう、 と今は思う。 PR コメントを投稿する
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