【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】神社の鳥居の前を通りかかった

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】神社の鳥居の前を通りかかった

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不思議な体験があります。

浪人生だった時分、
俺が愛犬の散歩をしていて、
近所の神社(100mくらいしか離れていない)の鳥居の前を通りかかった時。

季節も冬(確か12月末)で時刻も18時を回っていて、
辺りはすっかり暗く、ライトを付けなくては道が見えない程だった。

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突然愛犬がピタッと立ち止まって、
ジッと境内を見ている。

しまいにはその場に座り込んでしまった。

俺は

「おい、行くよ」

とリードをグイグイ引っ張るが、
一向に立つ気配もなく、
しかも目は境内(正確には本殿)から離さない。

仕方がないんで、

「誰かいるんか?」

とライトで境内を照らすと、
白い服を着て、烏帽子?みたいなものをかぶった人が見えた。

階段みたいなところに座って、
こちらを見ている様子。

口には横笛を咥えていたんですけど、
音は聞こえない。

直感的に、神主かと思いましたが、
その神社の神主さんは中年のおっさんで、
しかも俺のよく知っている人物だったんだけど、
この人はどう見ても若い感じがして、
雰囲気も何かおかしい。

知り合いのおっさんだったら、
向こうから声をかけてくるんですけど、
そんな様子もなし。

犬の方も騒ぐ様子も無く、
むしろ落ち着いている感じだった。

不思議に思い、
声をかけようかとしたんですけど、
その人はそのまま本殿の裏手に歩いていき、
姿が見えなくなった。

その後、
犬が何事もなかったかのように急に立ち上がって、
いつものように歩き出した。

怖いという感覚は無く、
むしろ清清しい気持ちになった。

その神社の氏子だったんで、
何か縁みたいなものを感じたんだが、
あれは一体何なのだろうか?

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