【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】お寺の敷地内にある保育園

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】お寺の敷地内にある保育園

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従姉の娘がお寺の敷地内にある保育園に通ってたんだけど、
本堂とかも保育園スペースの一部みたいになってて、
園児が上がることが多かったんだって。

そうしたら、

「あのね、まんまんさん(仏壇とかご本尊の方言幼児語)のところに
白い女の人がおってんよ。
園長先生(住職)がお線香あげちゃったらね、
ぐるぐる辺りをまわってるの。
お経上げてる間ずっとなんよ」

って怖がって登園拒否始めた。

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従姉一家もなんじゃそらと思いつつ、
環境も変わったしストレスかしらねって、
保育園通いをしばらく休ませてた。

実はそこの家は商売をしてて、
近くのSAの食堂に食材を卸してたんだけど、
家の中にずっといるのもアレだし、
とある日その子を配達に連れてったら、

「いやあああああっ!!」

道の途中で、
とある木を指差していきなり泣き出した。

「何もおらんじゃろうが?」

って従姉ダンナが言っても、
泣き喚くばかりでどうしようもない。

仕方がないので、
配達もそこそこに別の道を通って帰ったそう。

後日、その木で首吊りがあったのが判明したんだけど、
田舎だったのでなかなかわからなかったみたい。

そんなことが続いたので、
とあるお寺の管長さんに見て頂いたら、

「ああ、その白い女の人はお経やお線香にすがりにきたんでしょう。
そんなに悪いものじゃないけど、
見えてるこの子がすがられるとよくないから」

と言われ、お守りを渡された。

「15歳になるまで気をつけてあげて下さい。
大きな事故があったところや
幽霊が出ると言われるような所には行かない、行かせない。
その気になれば、この子は宗教をひらけるくらいの力はあるんですが、
普通の人生を送る方がよっぽど幸せですからね」

とも言われたらしいその子も、
この間15歳になったよ。

もうヘンなものは見えてないって。

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