【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】木工職人だった父

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】木工職人だった父

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父から実際に聞いた話です。

木工職人だった父が夜遅く作業場の片づけをしていると、
背後で人の歩く足音がします。

オガクズを踏みしめるさく…さく…という音がはっきりと聞こえます。

こんな時間に人が来るなんて。

不気味に思った父が振り返るが誰もいない。

拍手[3回]

足音も止みました。

そしてまた片づけを始めると足音が。

振り返ると誰もいない。

何度かそれを繰り返していると、
だんだん面倒くさくなってきました。

いくら足音がしても振り向きません。

そのうちに相手もしびれを切らしたのか、
今度はかりかりと木を爪で引っ掻くような音がします。

そこで父親が振り向くと、
どう考えても背が届かない高さの窓に男の顔がのぞいていました。

父が

「なんだお化けか」

と言うと、

「なんだとはなんだ」

と怒られてしまったそうです。

繰り返しますが実話です。

その後父は特に変わったこともなく、
先日は釣りに行ってミツバチに刺されました。

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