×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
| |
スポンサーリンク
私の母が体験した話。
当時、神奈川県にけっこう大きなキャバレーがありました。
母は新聞の募集欄をみて、
その店のホステスさん達の幼い子供達を勤務時間中に面倒をみる、 というアルバイトの面接に行きました。
すると意外にもすんなりと採用されました。 翌日、お店のボーイさんに案内され、
山のずーっと上の方にある一軒家にたどり着きました。
建物は古いなりに修繕されてはいたけれど、
玄関から一歩足を踏み入れた途端、 もーうぞぞぞ~っと総毛だち、 足が震え中に入るのもやっとだったそうです。
中には幼い子供達がいたんですが、
みんなやけに大人しい。 みると寝ているんではなく、
恐怖に怯え縮こまっている感じだった。 普通、幼い子なんぞはハシャギ回っているものです。
驚いたのは、ボーイさんと訪ねていった時、
だーれも面倒をみている大人がついていなかったことです。 建物内の各部屋をみまわると、
誰かがこちらをじっとのぞきこんでいる視線を感じ、 特に子供達がいる部屋にある、 廊下側と通じる覗き窓からは強い視線を感じたそうです。 母はふり向き、
ボーイさんに声をかけたけれど返事がない。 みると玄関の外に立っていて、
入ってこようとしなかったそうです。 とりあえず外に出て、
今は誰が面倒をみているのですか?と質問すると、 実はすぐに辞めてしまうもんで・・・と答えていたそうです。
ボーイさんは、それではよろしくと一言残し、
さっさと逃げるようにいってしまった。 母は怖いけれど我慢をして中に入り、
子供達の面倒にとりかかった。 夜も更けた11時頃、
突然建物全体はザザザザッと振動したそうです。 うわっ地震かな?と身構えると、
再びザザザザッと建物全体が揺れた。 テレビをつけたけれど、
さっきまではついたテレビが何故かつかない。 母はどうしたことかと思案にくれ、
建物の表にでて見渡したところ、 とんでもないことに気がついたそうです。 いま目の前にある預かりどころの建物だけがガガガッと揺れ、
周囲にある塀や樹木などが全く揺れていなかったそうです。 母は、もーー怖くなって絶叫してしまったそうです。
まさか子供達を置いて逃げることもできず、
泣くしかなかったとか。 勿論、その日一日で母は仕事をやめてしまったそうです。
後日きいてわかったことなんですが、
その建物は家鳴り震動を起こす不気味なオバケ屋敷として、
地元では有名な処だったそうです。 PR コメントを投稿する
<<【ほん怖】中古の布団 | ブログトップ | 【ほん怖】変なヤツを拾った>> |