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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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息子と釣りに行ってから、
風邪を引いて様な感じでずっと調子が悪かった。 2週間位して、
家の前で洗車してたら知らない婆さんに話しかけられた。 婆「池に行ったやろ?」
俺「ハァ?」
ただのボケ婆かと思った。 この婆が、
俺が釣りするなんて知っている訳が無いのだ。 その婆をしばらく見つめた後から
俺の記憶が1時間ほど無い。 此処からは見ていた嫁から聞いた話。
俺は急に倒れて、
「おとうさんがくるって、おとうさんがくるって」 と叫び続けたそうだ。 婆は
「この人はアンタの父さんやない。父さんやない。 冷たかったやろ、冷たかったやろ」 と俺の身体をさすり続けたそうだ。 この時点で嫁はパニック。
隣のおっちゃんを呼ぶ。 家の中に移され、
おっちゃんと婆に押さえつけられて、 騒ぎは20~30分位続いたそうだ。 婆が俺の背中に当てていたタバコ大の紙を巻いた物(護符?)を
皿の上で燃やしたところで、俺の意識が戻る。 俺は池で水死した子供の霊に憑かれていたそうだ。
その後もなにが起こったか理解していない俺、嫁、おっちゃん。
婆は、遊びに行った池に水とお菓子をお供えし拝み、
「家の中に何か神仏を祀りなさい」 とアドバイスして帰った。 それと、嫌な雰囲気のある土地に行ったら、水と何かお供えし、
「何も出来ません。ごめんなさい」
と拝むと憑いてこないそうだ。 お礼も受け取らない不思議な婆に助けられた・・・のか?
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