【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】小児病棟のベッド

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】小児病棟のベッド

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半年前、入院した時の話。

私が入院したのは、
来年3月には他の病院と合併することが決まっているほどの、
すごく古い病院でした。

病室も新しい病院に比べると少なく、
ベッドの空きは常に少なかったようです。

拍手[3回]

私が入院したときもベッドの空きがなく、
また子供の頃からの持病で入院していたので
「慣れている先生がいいだろう」ということで、
小児病棟に入院することになりました。
(ベッドが小さかったんですが、身長155cmの私には問題なし・・・)

2歳の子供と相部屋でした。

壁紙もカワイイ小児病棟、
小さな子供も好きだったので、
それなりに楽しかったんですが・・・

ベッドを起こすのが、
どうも上手くいかないんです。

旧式のベッドで、
ハンドルを回すとベッド半分が起き上がるタイプでした。

ハンドルを回すと、
途中で何か挟んだようなカンジになり、ハンドルが重く、
無理に回すと「ボキ」「ぺキ」と妙な音がします。

壊れちゃうんじゃ?と思い、
看護婦さんに相談しましたが、
特に異常は無い、と。

大丈夫かなぁと思っていたその夜、
トイレから帰ってきたときです。

ベッドの下に小さな手が見えた気がしました。

紫がかった手。

サッと引っ込んだその手を追い、
思わずベッド下を覗きこんだものの誰もいない・・・。

そのことを翌朝看護婦さんに言ってみると・・・

柵を乗り越えベッド下に落下した女の子が、
亡くなる事故があったそうです。

ちょうど、私が使っていたベッドでした。

私のベッドの下に、いたんでしょうか?

ベッドの裏に張り付いていたのでは・・・なんて想像して、
かなり怖かったです。

病室を変えてもらったのは言うまでもありません。

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