【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】山の遊歩道を散歩していた

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】山の遊歩道を散歩していた

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犬と一緒に、
最近出来た30分で山を一周できる遊歩道を散歩していたら、
なかなか展望台に着かず、
道を間違えて山奥まできてしまったことに気付いた。

仕方なく元来た道を歩いてると、
正面から手ぬぐいを首に巻いたお爺さんがやってきた。

拍手[2回]

突然お爺さんに

「こんなとこで何やってるんだ!」

と怒られ、
ビビって黙ってしまった。

すると

「●●(住んでる土地の名前)の○○(私の名前)じゃないか?」

と、
知らない人から私の名前が出てきてびっくりしてしまった。

「ちゃんと守ってるからもう帰りなさい」

と言われて、
はぁすみません…と言いつつ不思議な気持ちで家に帰った。

夜、お母さんにこのことを話したら、
どうやら私が迷い込んだ所は母方の実家の山で、
山を管理しているような人はいないとのことだった。

うちの山だったことに一番びっくりしたけど、
あのお爺さんは何だったんだろうと思った。

あと、その山には熊がいて、
今年はどんぐりが不作で人や民家に被害が何件かあるし、
相当ヤバい場所を私は散歩していたらしく、
お母さんに驚かれた。

さらにお母さんが言うには、
そのお爺さんは死んだお祖父ちゃんかもしれない。

お祖父ちゃんは、
何個かある山でその山から見える景色が一番好きで、
よく手ぬぐいと麦わら帽子を持って手入れにいっていた。

今日私が歩いた遊歩道は、
一番きれいな景色が見える山の表の方をお祖父ちゃんが市にあげた所だという、
仰天のエピソード付きで教えてくれた。

お母さんが

「私も逢いたいわねぇー」

って言った時の笑った顔がとても不思議な顔だった。
子供時代の精神の不安定さとかからきてるんだろうか。
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