【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】車を駐車して部屋に戻ろうとした

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】車を駐車して部屋に戻ろうとした

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先週の土曜日の夜の出来事。

夕方から彼女が俺のところに遊びに来て、
それから2人で夕食を食べに出かけた。

色々買い物なんかをして21時頃帰宅し、
自分の車を駐車して部屋に戻ろうとしたら、
俺の車の4台左隣のマークXの後部座席に、
幼稚園の服を着た3~5才くらいの男の子が一人で座ってた。

拍手[2回]

「こんな時間におかしいよね?」

と二人で話しながら近づいて、

「どうしたの?誰か待ってるの?」

と声を掛けたら、
その子はうつむいて

「ウンウン」

とうなづくだけ。

「鍵を開けてくれる?」

と言っても無視。

ほっとく訳にはいかないので、
その車の持ち主の部屋まで2人で行く事に。

その部屋の住人は若い夫婦で、
先月越してきたばかりであまり面識は無かった。

その部屋に行き旦那らしき男の人に事情を伝えると、
何故か絶句していた。

奥さんも出てきて話を聞いてたら突然泣き出した。

訳を聞くと、
ここに越してくる前の所で、
朝幼稚園にその子を送って行き、
車から飛び降りて先生の所に走って行ってたらこけてしまい、
運悪くそこにレンガみたいなものが置いてあり、
そこに頭をぶつけて亡くなったらしい。

その夫婦には子どもはその子しかおらず、
耐え切れなくなって引っ越してきたとの事。

おかげで彼女ももらい泣きしだして大変だった。

で、昨日の午後。

彼女を家まで送っていく為に駐車場に行ったら、
マークXからその男の子が俺たちに向かって
笑顔でバイバイしていた。

彼女が

「もしかして、
自分の存在をお父さんお母さんに教えた事を喜んでくれてるのかな・・」

と笑顔で手を振り返していた。

こうなるともう怖いとかいう感覚は全くないんだな。

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