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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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幼稚園の頃、
お盆で鹿児島の田舎に親と帰った時の話。 山の奥にじいちゃんが耕している畑があって、
そこに親戚たちと手伝いに行った。 親戚達が畑仕事をする中、 俺はぶらぶら遊んでいたんだけど、 畑の奥にちょっとした土手があるのを見つけた。 向こうに何があるのか見たくて背伸びしていたら、
近くにいた親戚?の女性がだっこしてくれた。 そこからの景色は、
眼下に平地が広がっていてはるか彼方に海が見えていた・・・ 20年後、久方ぶりにじいちゃん達の墓参りのため田舎を訪れた。
つい懐かしくなり、
まだ残っているという山の中の畑に行ってみた。 畑は荒れていたけど、
懐かしいじいちゃんの畑だった。 奥の土手まで行って妙な事に気が付いた。
もうだっこされなくても土手の向こうが見えるのだが、
目の前にはただ大きな山が鬱そうとそびえているだけだったのだ。
そういえば田舎は川内市の山奥で海など見えないの所だった。
あの海とあの女性は一体何だったんだろう?
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