【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】背後からオッサンぽい声がした

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】背後からオッサンぽい声がした

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1月、某市某漁港での事。

いつもの常夜灯下でいつもの様に釣りをしていると、
突然、背後から「オイッ!」ってオッサンぽい声がした。

誰だ?と思って振り向いたが、誰もいない。

隠れる場所は無いはずなのに。

その時は「気のせいか?」くらいにしか思っていなかったのだが‥。

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それから数日後、
同じ漁港に向かう途中にバイクで転倒。

バイクは軽く壊れ、
俺は防寒ウェアあぼーんと右肘にヒビと擦過症。

冬の凍結路面でも一度もコケた事がなかったのが自慢だったので
心身共に大ダメージ。

それでも、コケた俺が未熟者だって思ってたんだ。

まだこの時は。

二月に入り、
今度は転倒時に交換したばかりの後輪が走行中に謎のパンク。

さらに原因不明の胃腸炎。

ペットのミドリガメの急死‥。

さすがに何かおかしくないか?って思い始めた三月。

三月に入り、
平穏だが釣果もイマイチな日々が一週間くらい過ぎたある晩、
少し疲れた顔の嫁が一言。

「最近、変な夢を見るんだけど‥‥」

ここ何日かあまり熟睡出来て無いのは聞いていたけど、
実は夢見が悪い為だったらしい。

その夢の内容を聞いて驚いた。

「漁師みたいな格好のおじいさんが、
あなたがどこに行っても無言で後ろに立ってるの」

嫁の話によると、
夢の中で俺がいる場所は毎回違うし移動もしてるんだけど、
必ず漁師姿の老人が後ろに立ってるらしい。

例の漁港で聞いた男の声を思い出して気味が悪くなった俺は、
次の日から玄関に盛り塩をし、漁港に行って線香をあげた。

すると嫁の夢に老人が出る事もなくなり、
静かな日が続き、もう終わったんだと思っていた。

三月も末になり、忘れかけていたあの日。

仕事から帰宅し、
夕飯を済ませて風呂に入っていた。

体を洗っていると、
当然誰もいるはずの無い背後から

「オイッ!」

あの日と同じ男の声が‥‥。

全身に鳥肌が立ちながらも振り返る勇気が無かった俺は、
全速力で洗い終え、
タオルを取るために扉を開けようと後ろを向いた。

誰もいない。

が、確実に閉めたはずのガラス扉が何故か全開になっていた。

風呂から上がったが、
心配症の嫁には相談出来ずにどうしたらいいのか悩んでいた。

よく眠れないまま朝になり、
夜になったらもう一度漁港に線香をあげに行くことに決めて仕事に出掛けた。

午後三時半頃に仕事が終わり、
ちょっと遠い現場から愛車のバイクで帰宅。

義母と買い物に出掛けると言っていた嫁がまだ帰っていない。

走行中は着信があっても気付かないので携帯をチェックすると着信履歴が5件。

最初の2件は嫁の携帯から。

後の3件は義母の携帯から。

いつものように、
帰宅が少し遅れるという連絡かと思い嫁の携帯に電話してみた。

携帯にでたのは義母だった。

義母の声は震えていた。

嫁と義母が貰い事故で怪我をして車は廃車。

嫁は再び変な夢を見るようになり、
義母と義父、さらに俺の両親も次々に病気や怪我。

最近は俺が指を切る大怪我をしたり、
仕事中に足場から転落して怪我をしたって話でした。

ちなみに、貰い事故の後に神社にお祓いに行きましたが、
嫁の変な夢はまだ続いてるそうです。

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