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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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某釣禁ダムで釣ってたドアホウなツレの話。
平日の早朝からボート出してダムのかなり奥まで進出したとき、
突然霧に覆われ視界が遮られた。 なんじゃこりゃ~!?
と思いつつとりあえずボートを停止、 霧はいっこうに消えそうにない。 しばらくして、 何処からともなく笛の音が聞こえてきた。 それもフルートとかソプラノなんかじゃなく、
和笛チックな音色。 停船してから1時間、
このままじゃラチがあかんし、 何より笛の音が気になる。 とりあえず笛の音のする方向に向かって進み出した。
最初は微速で、
しかし視界4Mくらいしかないこの状況では速度の感覚が鈍る。 不思議なのは、
エンジンの音がうるさいのに笛の音はちゃんと聞こえること。 しかもだんだん遠ざかったているように感じた。
ツレは焦ってアクセルを開けた。
船足が最大になったとき突如現れた小島! このダムには小島が2つあって、
もっとも陸から遠い小島への衝突だった。 衝突の勢いでツレは小島に投げ出され右肩を激しく打った。
ボートは衝突のせいでバウ部(※艇首)に巨大な亀裂が走り、
水深9mの固定に消えていった。 ツレは茫然として沈むボートに見入っていたが、
その後背後に気配を感じて振り向くと、
まるで時代劇に出てくるような村娘風な女が笛を吹いていた。 そして彼女と目が合うと、
姿がスッと消え同時に霧も消えた。 深山のダムのこのダムでは、
他の釣禁バザーが通りかかるか、
水道局の巡視船に発見されるかでないと救助される見込みはない。 ツレが救助されたのは2日後の土曜日で、
救助したのは水道局の巡視船だった。 ツレはこってり絞られたあと、
さらに警察に引き渡され事故の書類を作成しここでもこってり絞られ、 病院に引き渡された。 肩はヒビが入っていた。
そんなことをツレは話してくれたが、
オレはへたな操船で船を座礁でもして沈没した言い訳の作り話にしか思っていない。 ただツレはその後もボートを購入したのだが、
そのダムにはもう近づこうともしなくなった。 PR コメントを投稿する
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