【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】引越し初日の夜中

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】引越し初日の夜中

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母親と妹と三人で引越しした。

引越し先は古いアパート。

下見のときはまだ部屋を改装中で、
入口入って右の4畳くらいの部屋のドアに、
糊で何か紙をぺたぺたと貼った跡があった。

建てつけも悪く、
ドアも引っ掛かりがあって閉めるときはそこそこ力がいるくらい。

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中は結構かび臭かったかな。

そこが自分の部屋になった。

で、引越しして初日なんだが、夜中急に目が覚めてね。

ドアはきっちり閉めてて勝手に開くはずもないのに開いたんさ。

特に体を動かそうとは思ってなかったし、
目だけでそっちをチラっと見たら、
ドアと部屋の外にある隙間、天井部分かな。

そこに白い顔があってさ。

無表情なんだが、それと目が合った瞬間、
それも意識もすぅっと消えたんよ。

そこから約二週間記憶が途絶えてる。

次に目が覚めたのは近くの大学病院。

母親から聞いた話では、
その日の夜中に突然叫び唸り、
電子体温計の表示が『H』となる熱を出し、
蛇のように地面を這い、
それが落ち着いたら、
真顔で変な笑い方しながら部屋の隅とか押入れの中で丸くなってたとか。

ちなみに病院に連れて行こうとしたら泣き喚いて連れて行けなかったと。

意識が戻ったのは、
なんとかその部屋を出されてから1週間後。

助かったのは連れ出されたおかげだろうと思ってる。

これは後で大家と不動産屋に聞いた話。

その部屋で一家心中があって、
ドアにはお札を貼ってたんだと。

あとドアの上の壁の塗装の下とか、畳の裏とかにも。

長い間人が住んでなかったから汚れてたんで、
うちが引っ越すと決まってから改装したときに、
それらを剥がしてしまったと。

まぁそれがあるなしでどう違うのかはわからないし、
因果関係があったのかどうかもわからない。

ただ言えるのは、
大家問い詰めて暴露したからすぐに引っ越ししたのと、
大家からは申し訳ないと見舞金+引越し資金をもらう事になったということか。

引っ越すときは気をつけよう。

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