【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】友だちと4人でドライブに行った

忍者ブログ
【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【ほん怖】友だちと4人でドライブに行った

スポンサーリンク


数年前に友だちと4人でドライブに行ったときの話。

私が運転手で有名な夜景スポットに遊びに行き、
その帰りにまっすぐ帰らず適当にドライブしていた。

分岐があったら右か左か気分で友だちに決めさせ、
ブラブラしているうちに、
自分たちがどこにいるのかよくわからなくなってしまった。

そろそろふざけるのもやめて帰ろうかという話になったが、
いかんせん道がわからない。

拍手[1回]

後部座席(運転席の後ろ)に乗っていた子が唯一その辺りが地元だったので、
その子に案内を頼んだ。

順調に山を下っていくと道が2つに別れた。

左に行くと大きな公園がある道に出て、
右に行くと看板に書いてある地区の方に出るらしい。

私は何故かその時、
大きな公園の方の道へ行けば帰れるんじゃないかと思った。

地元ではなかったから地区の名前はよくわからないし、
大きな公園が少し有名な所だったため、
知ってる方へ行こうと思ったのかもしれない。

「公園の方へ行けばいい?」

私の問いに、後部座席から

「公園へ行こうよ!!!」

という女の人の声が聞こえてきた。

てっきり私は後部座席(助手席の後ろ)に座っている子が言ったのだと思い、
大きな公園へ続く道へ車を走らせた。

20mほど車を走らせたとき、
突然後部座席(助手席の後ろ)に座っていた子が声を荒らげた。

「なんで公園の方行くの?やめてよ!」

え?今行こうって言ったよね?なんで怒ってるの?

訳も分からないまま私はブレーキを踏んで、
後部座席の方を振り返った。

友だちは相当怒っていた。

「ずっと嫌だって言ってたのになんでこっちにするの?
この先の公園は心霊スポットだから行きたくない。
だから嫌だって言ってるのになんで無視するの?」

心霊スポットだと聞いた私は驚いて、
車をUターンさせ急いで山を下った。

私と友だちの話が全く噛み合ってないため、
とりあえず人がいる大通りまで出て、
ファミレスかどこかで話を整理しよう、
ということになった。

助手席の子はこんな時に寝ていたのでビンタして起こした。

ファミレスに着いて4人の話を整理した。

運転手(私)

分かれ道のところで大きな公園の方でいいかと聞いたら、
『公園の方へ行こうよ』という声が聞こえた。

意見が一致したと思い、そっちへ行った。

助手席

寝ていたらビンタで起こされた。

よくわからない。

後部座席(運転手の後ろ)

運転手が公園の方でいいかと言った後に、
横から『公園の方がいいよ』という声が聞こえた。

自分は地元なのでその先が心霊スポットだと知っていたけど、
横の友だちが行きたいならそれでいいかと思い何も言わなかった。

後部座席(助手席の後ろ)

分かれ道に着くより前からずっと、公園の方には行きたくない、
嫌だと言っていたのにみんなに無視された。

分かれ道の所でもはっきり行きたくないやめてと言ったのに、
運転手がそのまま公園の方に行ってしまった。

矛盾だらけにはなるが4人の話をまとめると、
山を下っている途中から、
助手席の後ろの子は心霊スポットの方へは行きたくないと言っていたが、
運転手とその後ろにいた子には、その声は聞こえていなかった。

分かれ道で運転手がみんなに意見を聞いた時には、
運転手とその後ろの子には霊の声?が聞こえ、
その間も助手席の後ろの子は公園の方へ進むことを拒否していたのに、
その声は聞こえていない。

意見が一致したと思い運転手は公園の方へ進んだが、
助手席の後ろの子は、
心霊スポットに行くのは絶対に嫌だとかなりキツめに抗議した。
ということだった。

文字にしてみるとあまり怖くないけど、
その場にいた私たちには相当な恐怖体験だった。

後日、助手席に座っていた子と2人で遊ぶ機会があって、
この話になったとき、

「実は、ビンタで起こされて目を開けたら、
フロントガラスに青白い女の顔が張り付いていた」と言われた。

本当に驚いたけど、
ここで大声を出したら運転手がパニクって事故ると思い、
その場では言い出せなかったと。

全てが何かの勘違いだったらいいのになーと思う。

今思い出してもゾッとする私の体験談です。

PR

コメントを投稿する

HN
タイトル
メールアドレス
URL
コメント