【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】補陀洛往生

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】補陀洛往生

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和歌山の補陀洛山寺へ行きました。

かつてはこの寺の眼前に海は迫り、
補陀洛往生しようとする宗教儀礼が盛んだったそうです。

開祖はインドから漂流した裸形上人。

さて、補陀洛渡海者はかなり過酷で、
僅かな食料を積んで、
出られない様に船に板を釘付けし、
生きたまま往生する。

拍手[1回]

中には無理やり入水させられた住職もいたと、
由緒書きにあります。

その後、生きたまま渡海する慣習は無くなり、
当寺の住職が死亡したら水葬となったとありました。

お寺には再現した船がありますが…
何だか…信仰とは、海とは厳しいと思い至りました。

補陀洛(ふだらく)=ポータラカって言うのは、
観音様のしろしめす浄土です。

そこへ生きたまま辿り着けると言うのは、
ものすごく幸せな事だとする考え方があったから、
一時それがとても流行した時期があったみたい。

死んでから行ける浄土は、
阿弥陀浄土を始め幾つかあるけど、
生きて行けるのはココだけ!って訳で。

だから、住職さんも生きてる内に送り出されるし、
死んだ住職さんも未だ生きてるように装って送り出されるの。

船って言うけど、蜜柑箱のおおきな物、
小さいコンテナって感じで、
櫓もないから漕いで逃げる事も出来ない。

潮流のまんま、
どんぶらこっこどんぶらこっこ…

信仰って、ある意味怖いよね。

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