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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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奇跡の生還をに望みをかけて、
小さな漁港の小さな堤防で、 目印の火を朝まで焚くことになった。 堤防に集まっていた人たちも翌朝の捜索があるので、
数人を残して家に帰りだして、 俺も親父に手を引かれて帰ろうとした時…
遭難した人のばぁちゃんが
「…きた」 って。 みんな驚いて振り返ると、
堤防の先端にピチャ、ピチャ…という水の音。 その音が焚き火にだんだん近づいてきたとき、
ばぁちゃんが 「寒かったべ、火にあだれ」 って。 みんな凍りついた顔して黙ってた。
俺には何も見えなかったし、
周りの大人にも何も見えてなかった。 でも、誰かがたしかに居るのはみんな解ってた。
「明日、みっけでやっから、心配すねぐでいい」
ってばぁちゃんが言った時、 なんとなく空気が変わり気配が無くなった。
翌朝、その人は岸よりのところで、
網にひっかかって見つかったらしい。 PR コメントを投稿する
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