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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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ウチの近所の海は浜辺に、
鈴をくくりつけた棒が立ててある。
赤い汚い布きれが巻いてあるんだが、
昔、死体が流れついてくるとその鈴が鳴るらしい。 その鈴の音が拝み屋に聞こえるらしく、
遺体の始末と供養を拝み屋がやってたらしい。 毎年決まった時期、 場所に死体が上がるという海でもあり、 地元では有名だ。 鈴をくくりつけた棒に赤い布が巻いてあるのは、
鳥居の代わりであるのかも知れない。 浜辺だから、
普通の鳥居では簡単に倒される。 裕福でない寒村においては、
鳥居を立て替えるなどの余裕はないから、 棒を建てて赤い布だけを巻いたのだろう。 海神を祀る印であった可能性がある。
あるいは、神と呼ぶにはばかる存在であるので、
鳥居の代わりに棒なのかも知れない。 祀る村人の心に応えて、
海で亡くなった人をそこに送り届けてくれるのだろう。 PR コメントを投稿する
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