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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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俺は霊体験も無いが、
ただ一つ不思議な話を親父から聞いた。 親父は真面目で、 嘘をつく様な人間ではない。 毎朝、山仕事で家の近くにある山に行くのが日課になっており、 その日も山で作業をしていた。 人の声が聞こえるから、声のする方に向かったが、
声のする方との距離は縮まらず、姿形は全く見えないが、
聞こえる声は、
「今日は三人の客が来るから、 大急ぎで支度をしなきゃならない」 と言っている。 一体何事なのかと訝しんで、ドンドン山奥に入っていくと、 突然声は聞こえなくなり、辺りはシーンと静まり返り、
今いる所が何処か全く分からない。 ふと、川の流れる音が聞こえ、 その方向に進んでいくと、小川の向こう岸に、 蛇・蛙・鼠・鳥など色々な動物の屍骸が、
三つこんもりとした山の形に積まれている光景が現れた。 それを見た親父はどこをどう走ったか、 もう無我夢中で駆け、蒼白の顔をして家に辿り着いた。 それ以来、親父は、 その光景を見た山に入ろうとはしなかったんだ。 PR コメントを投稿する
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