【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】山で迷った上に雷雨になった

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】山で迷った上に雷雨になった

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田舎育ちの友達が小学生の時の不思議な話を教えてくれた。

夏に山で遊んでるうちに迷った上、
すごい雷雨になってしまった。

泣きながら耳ふさいで歩き回ってたら
(動いたほうが雷落ちないと思ってたらしい)、
少し広い場所に出た。

幾つか切り株があって、
切った木をまとめてあったりして、
誰かここで仕事してたのかな?と思ったと同時に光と雷。

拍手[1回]

近い!と思ってまた耳をふさいで歩き出そうとしたら、
毛が生えたでっかい何かに両腕を掴まれて何mかどかされた。

その途端に森の中を雷が走った。

自分が居た場所を通って
横にビャーッと光が走り抜けてった。

呆然としてると、
毛が生えた何かが頭をグシャグシャ撫で回して、

「雷怖いな、あと少ししたら帰れ、
座って休んでいっていいから」

という意味のことを言った。

ハッとして見上げたら、
誰もいなかった。

雨はすぐに弱くなり、
友達は切り株で少し休んでから帰った。

感じとしては熊みたいな大きさで、
どかされた時は、ひょいと宙に浮いたんだと。

高校生になって『となりのトトロ』を見たときは、
アレだ!と思ったそう。

話しかけてくれたのは、
日本語だったかどうか、声はどんなだったか、
どうしても思い出せないって。

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