【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】一体何だったんだ…?

忍者ブログ
【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【ほん怖】一体何だったんだ…?

スポンサーリンク


「山といえば山梨だ」

といって、
一人で山梨県に行ったことがあった。

ただ、山は好きでも登山は好きではなかったので、
車で際どい山道をずっと走ることにした。

県境を越え、
いざ山梨県に入ったかと思うと、
いきなり大雨が降って来た。

拍手[3回]

僕の車ではワイパーを最速に動かしても、
とてもじゃないが前が全く見えない。

できるだけスピードを落とし、
ライトをハイビームにしてゆっくり進んでいると、
急に雨がやんだ。

一休憩しようと思って、
道沿いに大きなラーメン屋を見つけて入り、
店の人に

「さっきは凄い雨でしたねぇ」

と言うと、

「雨?雨なんて降ってませんけど…」

と言われた。

山の天気は変わりやすいというが、
局地的でもあるのかな…?

と思って店を出たあと、
ほんの少し走っただけなのに、
道に迷ってしまった。

近くにガソリンスタンドがあったので、
給油がてらそこに寄り、

「ラーメン屋さんの方から来たのですが」

と道を訪ねると、

「この近くにそんなラーメン屋はないですけど」

と言われた。

そして、

「今日はさっきまで大雨が降っていたし、
この先の山道は通行規制で通れなくなる」

と言われた。

仕方なく、
ガソリンスタンドから少し走ったところで旅館が見えたので、
まだ少し早い時間ではあったがチェックインすることにした。

旅館の女将さんのような人が、

「今日はお天気も良いし、お夕食までの間、
この先のパノラマラインをドライブしてみてはいかがでしょう。
この近辺にはガソリンスタンドがないので、
給油はその先になりますが」

と言われた。

確かに雨は降っていたし、
ラーメンを食べてお腹いっぱいだったし、
車のガソリンは満タンである。

次に訪れた先でこの旅館のことを話し、

「そんな旅館はないですよ」

と言われたくなかったので、
宿泊をキャンセルし、
東京に戻ることにした。

僕が行ったあの地域は一体何だったんだ…?

PR

コメントを投稿する

HN
タイトル
メールアドレス
URL
コメント