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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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寮にいたときの話。
寮は鉄筋だけど、よく家鳴りする以外は快適で、大して怖い噂もありませんでした。
夜のトイレとか、並んだ合わせ鏡を夜中に見るのは怖かったけど。 私の隣室の子は『自称霊感アリ』だったけど、 あまり相性が合うタイプではなかったので、おつきあい程度の会話だった。 ある日、私が出かけようとしていたら、 隣室の子が友達連れであがらせて欲しいという。 連れの子も自称霊感アリみたいな繋がりで、隣室の子と仲良くなったらしかった。
なんか、数珠だかお経の話をしていたのを見たことがあったから。 私は怖い話は大好きだけど、彼女達とは性格的に合わなかったし、 おおっぴらに霊感アリを自称する人はなんだか信用が出来なくて、好感を持っていなかった。
正直面倒ではあったんだけど、どうせすぐ出かけるから、 少しならと部屋にあげたのですが、なんか妙な雰囲気。 支度をする私を横目に、なにやらひそひそと話している。 「私の部屋も居づらかったけど、こっちも・・・」 「ねー・・・」 とクスクス。 どうせロクでもない話に違いない、と相手にしないでいたら、 「この部屋、いるよ」 「よく平気でいられるねー」 「ほら、そっちの・・・」 霊感アリを自称するくらいは個人の自由と思っていたけれど、 わざわざ人の部屋に上がりこんで、
そんなことを言う常識知らずに静かにプチリと切れて、 「出かけるから・・・」 と部屋から追い出しました。 二十代半ばにもなってそんな行動の出来る彼女達にほんのり。 「ほんのりと怖い話」の関連記事【ほん怖】弊害【ほん怖】親戚の葬式 【ほん怖】異変 【ほん怖】母親の証言 【ほん怖】変なおばさん PR コメントを投稿する
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