【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】ここにいる理由

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】ここにいる理由

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遠方の実家は、両親と長男の弟で3人暮らしをしていました。

5年前、長男(38歳)が2階の自室にあるクローゼットで練炭自殺をしました。

父(73歳)が7月7日に倒れて入院しました。

肺気腫が末期状態で、肺炎を患いました。

7月8日の午後8時頃に、
もう今夜が山だと病院から電話があり、私は直ぐに行きました。

父を見た私は震えました。

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体は半分になり、面影が無くなっていました。

実は私は3年程前から、家族(両親と弟2人)とある事で疎遠になっていました。

先生の話では今夜が山で、もっても1週間が限界だと言われました。

そして、体内年齢が90歳だと。
幸い山を越え、何とか落ち着いてきてくれて、
皆家族3日間病院に付きっきりでしたが、末っ子の弟が仕事の都合で帰りました。

次男は当分仕事を休める手配をして残りました。

私は専業主婦で子供がいないので、当分こちらにいる事にしました。

夜は3人が交代で付き添う事にしました。

まず母と私が実家に帰る事にしました。

実家には祖父と祖母、自殺した長男の遺影が飾ってあります。

長男の遺影を見てぞっとしました。

目から涙のような染みが沢山出ていていました。

真顔な顔の写真なのですが、本当に泣いているように見えます。

母に聞くと、その染みは直ぐに出始めて、少しずつ増えていってるそうです。

私はなんだか悪寒がおさまらず、寝る所を一階のリビングにして、布団を敷いて寝ました。

翌日のお昼頃に、病院に戻る為タクシーを呼びました。

田舎なのでバス停へはかなりの距離があり、本数も一時間に1本。

タクシーが着き、玄関のベルが鳴りました。

母と私が立ち上がると、2階から白い人影スーと降りて来て、
玄関の方に向かって行きました。

私はすこぶるぞっとしましたが、
母はまたかのような顔をして、さほど驚いていません。

ちなみに皆、実家で不思議な体験をしているそうです。

それから私は一度も実家に行ってません。

病院の2階が閉鎖されていて、
許可を得て娯楽室のような場所の長椅子に寝ています。

こちら方が怖くありません。

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