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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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私の叔父で陶芸家のKさんから聞いた話です。
新たな作風を開拓しようと試みたKさんは、
中国の桃の木の灰を入手し釉薬を作り、 作品を焼き上げました。 出来上がった作品は、
ほのかな桃色だったそうです。 私は単純に、
桃の木の灰を使用したから桃色が出たのかなぁ、とか思ったのですが、 事実はそんなロマンティックなものではありませんでした。 Kさん曰く、陶器が赤色を発色するには、
酸化金属を原料に使用しないと不可能で、 木の灰で作った釉薬が桃色を発色することは有り得ないとのこと。
では、何故桃の木の釉薬が桃色になったのか?
原因は農薬でした。 それも、陶器の材料に使用し、
1200度の高温で焼成してなお影響が出たことから推測すると、 洒落にならない量の酸化金属系の農薬が、
桃に散布されてたことになります。 私はこの話を聞いて以来、
中国産の農作物を買うのを止めました。 余談ですが、戦前まで中国の陶芸は世界トップだったのですが、
戦後の文化大革命の際、陶芸家の多くが粛清、名品の数々が破壊された為に、
数世紀分後退して、現在では日韓に抜かれてしまったらしいです。
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