【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】中国の桃

忍者ブログ
【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【ほん怖】中国の桃

スポンサーリンク


私の叔父で陶芸家のKさんから聞いた話です。

新たな作風を開拓しようと試みたKさんは、
中国の桃の木の灰を入手し釉薬を作り、
作品を焼き上げました。

出来上がった作品は、
ほのかな桃色だったそうです。

私は単純に、
桃の木の灰を使用したから桃色が出たのかなぁ、とか思ったのですが、
事実はそんなロマンティックなものではありませんでした。

拍手[1回]

Kさん曰く、陶器が赤色を発色するには、
酸化金属を原料に使用しないと不可能で、
木の灰で作った釉薬が桃色を発色することは有り得ないとのこと。

では、何故桃の木の釉薬が桃色になったのか?

原因は農薬でした。

それも、陶器の材料に使用し、
1200度の高温で焼成してなお影響が出たことから推測すると、
洒落にならない量の酸化金属系の農薬が、
桃に散布されてたことになります。

私はこの話を聞いて以来、
中国産の農作物を買うのを止めました。

余談ですが、戦前まで中国の陶芸は世界トップだったのですが、
戦後の文化大革命の際、陶芸家の多くが粛清、名品の数々が破壊された為に、
数世紀分後退して、現在では日韓に抜かれてしまったらしいです。

PR

コメントを投稿する

HN
タイトル
メールアドレス
URL
コメント