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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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今から3年前に、友人からGIANTのマウンテンバイクをもらった。
それは2004年バージョンのモデルのやつだった。
俺のミスで、自宅に帰宅した時チェーンをするのを忘れてしまい、 朝起きると盗まれてしまってた。
警察には届け出を出したけど、
「防犯登録のシールは剥がされてしまうので、たぶん戻ってこないだろう」 と言われてあきらめていた。 それがほんの2009年に、警察から『見つかった』との電話があった。
『ただ見つかった場所が場所なので、現場まで確認しに来てくれないか』 と言われ、言われた所に向かってみると、 そこは自宅から約20キロ程離れた新興住宅街で、
道路の下(つまり地中)から見つかったのだった。
その住宅街に新たに都市ガスの配管をするために道路を掘っていると、 自転車が出てきたそうだ。
工事の人達が言うには、新興住宅街などを造る時、 悪徳業者が地中に不法投棄をしていったり、
一般の人でも掘り返した所にゴミを不法投棄する事があるそうで、
俺の自転車も不法投棄された物と思ったらしい。
でも洗ってみるとかなり状態が良く、防犯登録のシールも貼られてあったので、 これは盗まれた物が放置されたんだろうと思い、警察に届けてくれたそうな。
そして実際に自転車を目にすると、確かに俺の自転車だった。 でも警察の人が、 「君が盗難届を出したのは、2005年の4月だよね。自転車はいつ盗まれたの?」 と聞いてきた。 「2005年の4月ですよ」 と答えると、 「ここの住宅街の工事の完成は、2000年に終わっててね。 いま掘っているこの区画は、2008年以降初めて掘る場所なんだよ。
そうすると、君の自転車がここにあるとは考えられないんだ」
と言われた。 しばらく言っている意味が分からなくて、何度か聞き返して意味が分かった。 2000年にアスファルトが敷かれた道路で、2008年まで掘り返されなかった所に、 2005年に盗まれた自転車があるはずないのだ。
じゃあ俺のじゃないのか?と思ったが、 そもそもこの自転車は2004年モデルだから、
2000年に存在するはずがない事を伝えると、 その場にいたみんな気味悪がってしまった。
結局、俺も怖くなって引き取りに困っていたら、工事の人が 「産廃で処分しておいてやるよ」 と言ってくれて、お願いした。 最後に工事の人が、 「人骨を掘り当てた事はあるが、こんなケースは初めてだ」 と言っていた言葉が印象的だった。 「ほんのりと怖い話」の関連記事【ほん怖】紺色の袈裟【ほん怖】おともだち 【ほん怖】お嫁さん 【ほん怖】猫の霊が出る 【ほん怖】うちのメシ PR コメントを投稿する
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