×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
| |
スポンサーリンク
私が小学生の時に両親が離婚。現在母は再婚し、
8歳の弟、6歳の妹、3歳の双子の弟が出来た。 その双子を妊娠していた時の話。 ある日、階段の踊り場に黒い影が座っていた。 中学生くらいの男の子で、壁に顔を向けて体育座りしていた。 もともと家で写真を撮ると大量のオーブが写ったり、(デジカメでも使い捨てカメラでも) 夜中に足音が聞こえたりするので、なんら恐怖を感じなかった。
その状態がしばらく続いたある日。
起きてきた父が夢の話をしだした。 父が2階の寝室から下へ降りようとすると、中学生くらいの男の子がいた。 父は「なんでここにいる!お前の家はここじゃないから出て行け!」と殴り、 玄関先まで引きずって行った。 すると男の子は、「いつも賑やかで羨ましかった。一緒に遊びたい」と、 泣きながら謝ってきたそうだ。 「じゃあ次に、この家の子供として産まれて来なさい。 決して裕福では無いけど、毎日楽しいとは思うから」と言うと、 男の子が頭を下げて玄関から出て行った所で、目が覚めたらしい。
そんな話を母と私に笑いながらしていた。 母は怖がっていたが、私が「あぁ…いつも階段にいる子か…」と言うと、 母も父もびっくりした顔をしていた。 父は私の言葉に同意していたが、母はますます怖がってしまった。 育児と家事に追われ、母も忘れたように、毎日変わらない日々が続いた。 月日は流れ、双子達がようやく喋るようになった時、 母がふと思い出したように話しかけた。 「君達は生まれる前、何処に居たの?」 すると双子の兄は、「わからない」と答えた。 やっぱりなぁなんて苦笑いしていると、弟は「階段!」と答えた。 母と私はびっくりして、思わず顔を見合わせた。 本当に生まれてきたのか、お腹に入っていた時の記憶なのかわからないが、 ちょっと不思議な体験だった。 「ほんのりと怖い話」の関連記事【ほん怖】説法【ほん怖】あかずの便所 【ほん怖】しるし 【ほん怖】子供は霊が見える PR コメントを投稿する
<<【ほん怖】火災現場 | ブログトップ | 【ほん怖】子供は霊が見える>> |