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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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1月24日 この時期非常に忙しく、私は疲れ果てて家路につきました。 午後8時30分頃、駐車場に車を止めて、 玄関のドアを見ながら歩を進めます。 頭の中は、早くメシ食って風呂入って寝たい。 これだけ。 家族には疲れていることを見せたくない私は、 玄関のドアを開け、テンション高めに「ただいま!」と言います。 その瞬間、ガキン!ともバチン!とも言えないような衝撃が両耳の鼓膜を襲い、 あまりの痛さに目をつぶり、立っていられなくなりました。
天と地が入れ替わったような、
世界が反転したような感覚があって、頭がガンガンして、 「ぐあぁぁっ!!痛ってえぇ!」 と、久しぶりに腹のそこから声を出しました。 しばらく目をつぶってしゃがみ込んで、脂汗かきながら耐えてたんですが、 嫁も子供の声もしないので、変だな、ちょっとは心配してくれよ、とか思ってたら、
フッと痛みも眩暈もなくなったので目を開けると、布団の上に立ってました。
けど、私の家じゃない。 いや、私の実家? 混乱しました。ものすごく。 「やっとおきたの~?早くご飯食べちゃって!」 となんだか懐かしい声。 母ちゃん? 身長デカイ。 というかすごく若い。 声もなんだか違う気がする。 「えっ?母ちゃん!?なんで?!っていうか…!!!!」 目が見えづらい! 床が近い!体がうまく動かない感じがする。縮んでる? 手がムチっとしてるし。 というか子供!? 昔か!! そんな馬鹿な。夢か!? いやどっちが!?どうしよう! そんで、心臓バクバク。 なんだか勝手に涙が溢れてきて、いい年こいて、イヤこいてないのか? とにかく大声で泣きました。 ものすごく怖かった。理解出来なくて。 「どうしたのよ~。急に泣かないでよ~」 と近づいてくる母ちゃん。 涙でいっぱいの目を手でこすって、前を向くと、嫁がいました。 家族で普通に飯食ってました。 「うえ!?」 と、突然奇声を上げる私。 びびる嫁。 「なに!?どうしたの?」 私「えっ!?‥今何月何日?」 嫁「2月‥6日。日曜日でしょ。なんなの?」 固まる私。 私「‥今年って何年だっけ?」 嫁「2010年」 よかった。マジで良かった。 でも、その間の約13日間の記憶がまったく無いんです。
私の記憶では、ガキン!と衝撃を受けてから体感で恐らく10分程度。 でも、実際には13日間も経過している‥。 嫁の話だと、私の様子はいつもと変わらず。 普通に会話もしてたし、飯も食べてたし、寝てたし、子供と遊んでたと。
会社の仲間に聞いても、いつもと変わらずに仕事してたし、 飲みにも行ったじゃん。と。 一応病院に行って、(変な経験したとは言ってないが) 頭痛くなってからの記憶が無い旨を伝え検査もしましたが、異常はありませんでした。
「恐らく、ストレス性の一時的な記憶障害でしょう。 にも支障は無いようですしそのうち治りますよ」
って言われました。 その後は何も起こらず、今に至っていますが。 PR コメントを投稿する
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