【ほん怖】ほんのりと怖い話まとめ - 【ほん怖】苗字が同じ

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【ほん怖】ほんのりと怖い話をまとめました!「怖い話は好きだけど、眠れないほど怖い話は読みたくない!」そんなあなたにぴったりな『ほんのりと怖い話』をお楽しみください。
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【ほん怖】苗字が同じ

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中学生の頃、留守番していると家電が鳴った。

「はい、もしもし…」

うちは母子家庭で母は夜に帰ってくるから、
イタ電防止のためにも電話口で苗字は名乗るなと言われてんだ。

『もしもし、○○といいますけどお母さんいますか?』

初老のおっさんの声だった。

拍手[3回]

「母は出掛けていていません」

と言うと、

『そうですかぁ、お兄さんは元気ですか?』

と聞かれた。

確かにうちには年の離れた兄がいるので、
このおっさんは母ちゃんの知り合いなんだろうな…
って安心したんだ。

「はい。兄も元気です。母にご用ならなにか伝えときましょうか?」

と言うと、

『いやいや、聞きたいことあっただけだから、お嬢ちゃんでいいよ』

「…?」

『お宅の近くに○○外科医院ってあるでしょ?』

「はい?あぁ、ありますねぇ。」

『お宅と○○医院と何かしら関係あるの?』

この○○医院の名前がうちの苗字と同じだったんだ。

「…?いや、関係ないと思いますけど??
そんなの聞いたこともないですし……」

『ウソつくなぁ!!!○○医院と関係あるんやろうが!!』

おっさん発狂、私涙目。

『○○医院は許さない!
皆殺しにしてやる。お前らも無事に生きていけると思うなよ!
云々かんぬん』

ここで怖くなり電話を切った。

電話線も抜いて、
泣きながら兄ちゃんと母ちゃん帰ってくるの待ってたんだ。

んで、母ちゃんに泣きながら話したら、
当然そんなおっさんは知り合いでもないし、
○○医院とも無関係だとのこと。

苗字が一緒なだけで勘違いされて脅されるとか、
マジで怖かったです。

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